今日は、その概要を見てみましょう。これは、私の解釈というよりも、イエス様の教え、パウロの教えをみえる、また、初代教会、また現在世界に急増する多くの弟子作りムーブメントに見える原則です。
まず、エクレシア、呼び出された神様の家族があります。一人一人が聖霊に満たされ、生ける御言葉イエス様に従う、また互いに愛の絆を育む完全に等しい家族ですね。
エクレシア → 世に仕える
しかし、家族は生殖し、増殖します!
子供が巣立ちをして、新しい家族を作るために遣わされます!
痛いけど、この送り出し、巣立ちがなければ、個人的な成長もないし、全体的な成長と増殖もない。御国が社会の隅っこにまで伝わるための秘訣ですね。
何のために遣わされますか?
イエス様が言われたように、
「父がわたしを遣わしたように、わたしもあなたがたを遣わします。」(ヨハネ 20:21 )
「人の子が来たのが、仕えられるためではなく、かえって仕えるため」(マタイ 20:28)
私たちは、この世に仕えるために遣わされています。
エクレシア → 世に仕える → オイコス(平安の子)
人に仕えているうちに、私たちは、新しい家族、新しい共同体、新しい人と接する機会が出てきます。
この新しい共同体は、新約聖書の「オイコス」、家庭と呼ばれています。
オイコスの人、その家族、その共同体を祝福するために、私たちは遣わされています。
家族は、もちろん、しかし、人が集まるどこの共同体でも、オイコスになり得ます。
会社、学校、近所の人、病院、店、様々なクラブ、他の宗教団体でもオイコスですね。
神様の御国の宝物を運んでいる私たちは、特別のツールがなくても、全ての霊的な祝福をいただいているので、人を祝福するために、十分整えられています。しかし、訓練が必要ですね。自分に与えられていることを理解しなければ、それをどうやって用いるかも分かりません。
社会の共同体、家族などと接して、神様は、私たちに「平安の子」、つまり、特に、心が開かれている人と出会わせてくださいます。
平安の子は、その新しい共同体、家族への鍵、扉となる人です。
もちろん、私たちは、誰にでも、イエス様の素晴らしい福音を伝えますが、特にオイコスの鍵、扉となる人、平安の子に神様の御国を紹介します。
なぜなら、おもにこの新しいオイコスに福音を運ぶ人は、私たちではなく、すでに、その内部にいる平安の子だからです。
もちろん、いろいろな形がありますが、多くの場合、私たちのような外の人ではなく、中の人を通して神様がその共同体の中に御国をもたらされます。
新約聖書の中の話:悪霊につかれたレギオン、ザアカイ、コルネレオ、サマリアの女などは、この「平安の子」となった人です。
彼らを通して、救いが彼らの家族全員、また、村の人々へと広がりました。
私たちが準備したら、神様はこの「平安の子」のような人と出会わせてくださいます!
エクレシア → 世に仕える → オイコス(平安の子) → ディスカバリー
そして、その人が自分の家、自分の家族、共同体、仲間の間に、神様の愛と救いと御国を紹介し、伝えれるように、彼らが、その場で天のお父さんの素晴らしさを発見することが出来るように、私たちには、平安の子を助け、整え、導く役割を与えられています。
まず、その平安の子、そして、その仲間がイエス様と出会って、主に、恋するように!
私たちの教え、私たちの賜物が中心になるのではなく、一人一人がまずイエス様と出会い、イエス様に信頼するように導く仲介者です。例えば、私たちがいなくなっても、大丈夫。その共同体、オイコスは、直接イエス様と繋がっているからです。
外の人の役割も大事ですが、絶対に聖霊様と御言葉、そしてその共同体のすでにある独特な人間関係を壊してはいけません。
なので、全てがディスカバリー、発見中心です。つまり、共同体の人は、直接神様から聞いて、自分たちで、一人一人の人生と共同体全体に対する責任を担うのです。
つまり、人から言われているから行動するのではなく、神様に導かれているから行動するのです。
エクレシア → 世に仕える → オイコス(平安の子) → ディスカバリー → エクレシア
そのうち、聖霊様中心、御言葉中心、そして愛し合う関係中心の共同体に変えられていくと、この共同体は、機能するエクレシア、教会となります。もちろん、他の外の人との関係もありますが、このエクレシアは、直接神様と繋がっていることが鍵ですね。
また、互いに等しい関係、愛し合う関係、聖霊の一致を保つなら、健康的に成長します。また、増殖します!
また、この新しい生まれたばかりのエクレシアは、さらに人を世に遣わします。
この循環のプロセスには、何年かかるでしょうか?
場合によって、数週間か、数ヶ月です。
前回言ったように、巣立ちは成長の鍵なので、訓練のために巣立ちを長引かせることなく、計画的に、巣立ちの段階に進みます。
これは、理想主義でしょうか?
いや、これは、初代教会が当時の世界に広がった方法です。そして、今現在、世界に広がっている弟子作りムーブメントの鍵となるプロセスです。実積があります。
ここ30−40年間、インドで、中国で、世界中に、何千万人の弟子たちが、このように育てられています。
やがて、日本にも来るムーブメントだと信じます!
あなたも、私もその一部です。
準備はできていますか?皆さんはどうかわかりませんが、私自身はまだ準備ができていないですよ!
新しいぶどう酒のためには、新しい革袋が必要です。
既成の教会でも、ハウスチャーチでも、小グループ、また、家族や友人の集まりの中でも、このエクレシアの命の循環を育てることができます。
続けてこの新しい革袋、シンプルチャーチの要素と原則を学んで、少しずつ実践しましょう。
今日の宿題は祈りです!
ぜひ、祈ってください。クリスチャンが整えられ、日本の社会の隅っこまで、福音と御国が届くように、あちこちで増殖するシンプルチャーチと弟子作りの関係が増えて、弟子がますます作られていくように祈りましょう。