小さい時に学校に行き始めて、教科書をを先生からもらいました。
ご存知のように、この教科書は、学校と、先生と共に一年間の勉強を導く大事な本です。
どんな国でも、そうです。新しいこと、新しい勉強をする時に、こういうパターンが普通です。
学校、先生と教科書
だから、多くの人がイエス様を信じるときも、何気なく、教会が学校のようなもの、牧師が先生、そして聖書が教科書だと考えてしまいます。
信仰生活の中に、それらの役割が必要ないと、言っているのではありません。教師や教科書が必要なときもありますが、ただ、その役割を理解するために、価値観と優先順位を見てみたいと思います。
以前、「あなたの聖書を読むメガネは何色ですか?」というメッセージを投稿しました。
今日は、そのメッセージの続きです。
聖書を読むこと、勉強することについて、たくさん語ることはできますが、今日は、簡単な概要を聖書の言葉を通して紹介したいと思います。
3つの柱を考えてください。
・御言葉イエス様、
・聖霊様
・神様の家族、共同体
この3つの柱がちゃんと機能するなら、屋根を建てる事ができます。しかし、一つの柱でも欠けたり、他より短いなら、その屋根は、一方に傾いてしまう、または、屋根が完全に倒れます。
同じように、健康的な信仰生活のためには、この3つのバランスが欠かせないことです。
まず、
御言葉イエス様
すべての聖書のことばは、イエス様との出会いへの招きです。

「あなたがたは、聖書の中に永遠のいのちがあると思うので、聖書を調べています。その聖書が、わたしについて証言しているのです。それなのに、あなたがたは、いのちを得るためにわたしのもとに来ようとはしません。」ヨハネ 5:39-40

パリサイ人は、生ける御言葉イエス様よりも、聖書を大事にしました。彼らは、「聖書崇拝者」でした。聖書が偶像になってしまったのです。
みなさん、永遠の命は、この書籍を読んだり勉強したりすることからくるのではなく、この本が指し示している生ける御言葉イエス様から来ます。
と同時に、イエス様の御声を聞くためには、聖書を読み、理解する必要があります。

「そのように、信仰は聞くことから始まり、聞くことは、キリストについてのみことばによるのです。」ローマ 10:17(新改訳)

別の訳でみますと:

「キリストの言葉から来るのである。」(口語訳)

この言葉は、生ける御言葉とは、書かれた文字「ロゴス」ではなく、イエスの口から出る息、「レーマ」です。
沢山読んでも、少しだけ読んでも、聖書を読む時は、生ける御言葉、イエス様の声に耳を傾けています。
聖霊様
その次の柱は、聖霊様ですね。
聖霊様のひらめき、啓示がなければ、いくらこの聖書を読んでも、理解することはできません。

「助け主、すなわち、父がわたしの名によってお遣わしになる聖霊は、あなたがたにすべてのことを教え、また、わたしがあなたがたに話したすべてのことを思い起こさせてくださいます。」ヨハネ 14:26

聖霊様がうちに住んでおられます。
聖霊様には、すべての知恵と知識が宿っています。
聖書を読む時に、うちにおられる聖霊様のご臨在を認識して、御声を聴きましょう。
神の家族
そして、大事な、大事な 3つ目の柱です。
神の家族です!
これは、聖書の学びの中で、一番見過ごされている柱ですね。
パウロは、エペソ 1:18 で、「聖徒の受け継ぐものがどのように栄光に富んだものか、」を理解することができるように、祈っています。
キリストの体は一つ、頭は一つ、御霊は一つ、お父様も一人です。
兄弟姉妹が一致すると、なんと素晴らしい祝福があります。
ただの仲良しクラブではありません!
神様は、あなたの成長、あなたの啓示、あなたの突破口、あなたの癒しが、兄弟姉妹たちとの関係にかかっていることを定められました。
近道はない。抜け道もない。
神様を愛することは、人を愛することと一緒です!
年上の人が、若い人から学ぶことがあります。
信じて何十年の人でも、信じたばかりの人から学ぶこともあります。
御言葉を理解する、実行するためには、こういう兄弟姉妹との深い関係が必要です。

「私たちには、キリストの心、キリストの思いがあるのです。」1コリント 2:16

パウロが「私」ではなく、複数の「私たち」とよく言っています。
私たち、教会の共同体、兄弟姉妹には、キリストの心、思いがあるのです。

「あなたがたの場合は、キリストから受けたそそぎの油があなたがたのうちにとどまっています。それで、だれからも教えを受ける必要がありません。彼の油がすべてのことについてあなたがたを教えるように、‐‐その教えは真理であって偽りではありません‐‐また、その油があなたがたに教えたとおりに、あなたがたはキリストのうちにとどまるのです。」1ヨハネ 2:27

生ける御言葉キリスト、聖霊様、そして兄弟姉妹との絆。
「クロスバイブルスタディー」
このような聖書の学びのために、私の友人が作った 「クロスバイブルスタディー」を紹介したいと思います。

「クロスバイブルスタディー」には4つの段階があります:1. イエス様とともにみことばを読むこと2. イエス様とともにみことばを黙想する、深く考えること3. イエス様の声を聞くこと、4. イエス様に従う、分かち合うこと

クロスバイブルスタディーは、一人ででも使えますが、一番いいのは、2−3人、小グループでも使うことです。
皆が同じ聖書の箇所を読んで、その意味と解釈を話し合って、それぞれ神様から語られたことをシェアして、また示されたことを行うように、分かち合うように、励ましあいます。
大切なのは、

・一人が先生にならないで、皆が平等に話し合い、教えあうことですね。・何でもシェアしてもいい、相手を裁かない、見下だすのではなく、愛の溢れる環境を保つことです。「知識は人を高ぶらせ、愛は人の徳を建てます。」1コリント 8:1  愛の中で、相手の徳のために常に努めます。・知識だけではなく、御言葉を通して、心と思いの一新を求めることです。・自分を欺いて、ただ御言葉を聞くだけではなく、みことばを実行する人になることです。(ヤコブ 1:22)

神様はあなたに語っています。
御言葉を通して語っています。
聖霊様によって、語っています。
兄弟姉妹たちを通して、語っています。
御声を聞く耳を持ちましょう。
「クロスバイブルスタディー」
紹介、無料ダウンロード、書籍の注文書:http://thomsontimes.com/cross-bible-study-2/
印刷したものは、一冊に付き、420円 + 送料