イエス様は私たちに、教会開拓をしなさい、とは言われていません。
イエス様の明確な命令は、弟子を作りなさいです。

ほとんどのクリスチャンは、教会を開拓しなさい、と言われたら、絶対にできないというでしょう。
でも、私たち全員、直接イエス様から、弟子を作る使命を受けています。
使命とともに、弟子を作るための力、知恵と導きをくださいます。

今日は、具体的にその形、弟子作りの概要を見てみましょう。
また、後日にその詳細を少しずつ見ていきましょう。

なぜなら、弟子を作ることは、シンプルチャーチの基礎だからです。
弟子を作ることが第一の優先です。

弟子の定義を見ますと:
「特定の師について学問、宗教、技芸の教えを受ける人」とあります。

私たちクリスチャンは、もちろん、師匠イエス様の教えを受けるだけではなく、イエス様ご自身が内に住み、その命によってイエス様のように変えられ、成長していく存在ですね。

イエス様の命は、人と人との関係の中に、実際に流れ、現れるていきます。

弟子作りのキーポイント
1. 師匠は一人、イエス様ご自身です。私たちは皆弟子です。子供です。平等の兄弟姉妹です。もちろん、リーダー、牧師、長老、5役者などの役割もありますが、これは、封建的な上下関係ではなく、敬い合う家族の関係です。子供一人一人は、直接かしらなるイエス様と繋がれています。一人一人の直接の繋がり、イエス様との関係によって、全体の体が強くなります。ご存知だと思いますが、神様には、孫も、ひ孫もいない。子供だけです。私たちのすべての関係づくり、弟子作りの活動の中で、第一の優先は、一人一人がまず直接イエス様と繋がることですね。マタイ 23:8「あなたがたの教師はただひとりしかなく、あなたがたはみな兄弟(姉妹)だからです。」

2. 皆んながします:すべての弟子は、更に弟子を作ります。特別の賜物がなくても、あなたも、私も、ひとを弟子として育てる、導くことができます。マタイ 28:18 「わたしには天においても、地においても、いっさいの権威が与えられています。それゆえ、あなたがたは行って、あらゆる国の人々を弟子としなさい。」

3. ディスカバリー中心:人は、直接イエス様と繋がっているので、祭司、教師、牧師などを通してではなく、直接御言葉と聖霊様、共同体の中に、神様の御声に馴染むこと、またそれに従う人生を歩みます。これは、ディスカバリー、発見と言います。もちろん、教師、牧師、教えなどの役割もありますが、一人一人のクリスチャンは、まず自分で神様の御声、御心を発見する訓練が必要です。ヨハネ 14:26「聖霊は、あなたがたにすべてのことを教え、また、わたしがあなたがたに話したすべてのことを思い起こさせてくださいます。」1ヨハネ 2:27「彼の油がすべてのことについてあなたがたを教えるように、‐‐その教えは真理であって偽りではありません‐‐また、その油があなたがたに教えたとおりに、あなたがたはキリストのうちにとどまるのです。」

4. 聞き従う:弟子は師に従うことによって、その人がその師の弟子であることがわかります。ある掟、ルール、方法に従うだけではなく、主イエスの御声に耳を傾けて、神様の恵みと力によって、イエスの示されたことに従うことです。そうすると結果がついてくるようになります。ただ、色々な知識が増えるだけではなく、弟子の人生が変わって行くはずですね。ヘブル 3:15 「きょう、もし御声を聞くならば、、、心をかたくなにしてはならない。」

5. 友人関係作り:イエス様でも、パウロでも、上に立つ立場にいたのではなく、仕える者、また友達として、人と一緒に歩みました。一番偉大な者は、一番人に仕える人でなければなりません。(マタイ 23:11)パウロが言ったように:1テサロニケ 2:7 「あなたがたの間で、母がその子どもたちを養い育てるように、優しくふるまいました。」社長、将軍ではなく、上司、先生でもなく、等しい関係を保ちながら、一緒に歩むことです。

6. 手本となる:パウロの言葉は偉そうに聞こえますが、本当はそうではありません。パウロは、大切な弟子作りの原則を表しました:真似すること、手本となることです。1コリント 11:1「私がキリストを見ならっているように、あなたがたも私を見ならってください。」1コリント 4:16「私はあなたがたに勧めます。どうか、私にならう者となってください。」2テモテ 1:13「あなたは、キリスト・イエスにある信仰と愛をもって、私から聞いた健全なことばを手本にしなさい。」口先の教えだけではなく、この手本は、実際の生き方の中に見えるので、弟子たちはそれに習います。人との接し方。人に仕えること、出て行って、福音を伝えること、癒しのために祈ることなど。イエス様が3年間をかけて12人の弟子たちと一緒にしたように。

7. よく会うこと:このためには、週一回は、全然たりません。本来、イエス様が見せてくださった弟子作りは、毎日住み込みでしたね。もちろん、私たちの社会は、その当時と全然違いますが、クリエーティブな方法で、私たちは、毎日励ましあうことができます。毎日でも、メールを送りあって報告したり、スカイプなどで励ましあい、祈り会うこともできます。ヘブル 10:25 「いっしょに集まることをやめたりしないで、かえって励まし合い、かの日が近づいているのを見て、ますますそうしようではありませんか。」使徒 2:46「毎日、心を一つにして宮に集まり、家でパンを裂き、喜びと真心をもって食事をともにし(ました。)」

8. 継続と増殖:これは、日本人の得意な分野です!同じことを継続し、粘り強く続けること。すばらしいことですよ!でも、生きていて、健康なものは、必ず増殖します。同じメンバーでずっと変わらず、同じことを継続しているなら、もしかしたら、そろそろ増殖の時なのかもしれません。どんどん新しい人との関係作りに踏み出し、同じような集まりを増殖していくべきです。今までの人たちとも関係が続きますが、関係の役割や形が変わる時がくるはずです。卒業がくる!巣立ちの時がくる!卒業したら、新しい季節、新しい役割が始まるはずです。弟子作りの初めから、ある程度の期間を念頭に置きましょう。何年も何年も、同じメンバーで全く新しい人との関わりがない、と言うのではなく、ある関係では限られた数週間で最善を尽くして、また、数ヶ月の間新しい人を教えて、今度は、その人たちをさらに派遣して、同じような働きを違うメンバーとできるよう、励まし役に回ります。
2テモテ 2:2 「多くの証人の前で私から聞いたことを、他の人にも教える力のある忠実な人たちにゆだねなさい。」

9. シンプル!言うまでもない、シンプルチャーチの基盤は、シンプルな弟子作りです。聖書そのまま、イエス様の言葉、御国の福音、そのまま。実際に実行すること。人生には、その実が見えるはずですね。
他の教科書や資料は控えめに。人が直接聖書を通して、聖霊様に依存して、互いの関係の中に成長していくことです。特別のことを控えめに:特別の人、特別の方法、特別の賜物、資料、場所、など、が増えれば増えるほど、平凡な私たちは、圧倒されてできないできない!という嘘を信じてしまい、麻痺して、すくんでしまいます。

今、概要だけシェアしましたが、今度は一つずつをもう少し詳しく見ましょう。

今日は、本当にシンプルな宿題があります。
今週は、誰かを励ましてください!

簡単な3段階です:
1. 祈って、聖霊様に聞いて、相手を教えてもらいましょう。(信者でも、未信者でも)
2. 連絡してあげて、会う時間を決めてください。(実際に会うことでも、スカイプ、電話でも)
3. 会うときに、久しぶりに、一緒に時間を楽しんでください。わざとらしくではなく、無理やりではなく、世間話でも、してください。最後に、「何か、祈ってあげることはありますか?」と聞いてください。そして、その場で、手を握ってでも、肩においてでも、短く簡単に祈ってあげてください。拒否されたら、大丈夫です。聞くことだけで、神様の愛を表わしました。

一つの証で、終わります。
数年前に、突然フェースブックで、昔の友人と再会して、
テキストでチャットをして、世間話をしました。青年時代からの友人で、彼は、昔教会にも行っていたが、ずっと離れていた。
最後に、「何か、祈ってあげることはないか」、と恥を捨てて訪ねたら、彼は、「実は、アル中ですよ。最近、離婚して、こうなった。」と告白してくれました。
僕は、ドキドキしならが、短く、テキストで祈りました。
次の週、彼からの連絡が来ました。
日曜に、道で教会を通ったときに、何気なく入って、参加しました。説教が放蕩息子の話で、彼は、人生をイエス様にもう一度委ね直しました。

もちろん、これは、結構極端な証ですが、私たちの小さい一歩でも、神様は大きく働くことができます!
皆さんも、聖霊様の導きによって、積極的に神様の愛と力を流し出してください!