イエス様が昇天されるまでは、祭司と大祭司が、人の代表として、罪のための生贄を捧げました。

ヘブル 5:1「大祭司はみな、人々の中から選ばれ、神に仕える事がらについて人々に代わる者として、任命を受けたのです。それは、罪のために、ささげ物といけにえとをささげるためです。」

しかし、イエス様にあって、立法が成就され、私たち皆が、祭司となりました:
ヘブル 4:14, 16 部分的に見ます:

「14 偉大な大祭司である神の子イエスがおられるのですから、私たちの信仰の告白を堅く保ちましょう。
「16 ですから、私たちは、あわれみを受け、また恵みをいただいて、おりにかなった助けを受けるために、大胆に恵みの御座に近づきましょう。」

旧約の時代の人には、考えられないことです!
もはや、一人の祭司が皆の代表となるのではなく、偉大な大祭司イエス様が成し遂げられたことにより、私たち皆がイエス様と共に、天のところに座り、直接祭司として神様の御前に、住んでいるのです。

1ペテロ 2:9「あなたがたは、選ばれた種族、王である祭司、、、」

あなたも、私も、直接恵みの御座に近くことができます。

これは、ちょうど500年前の宗教改革の大きなテーマですね。
人間の祭司、神父、牧師、教師を通して、神様に近づくのではなく、恵と信仰によって、直接神と繋がっています。

でも、私たち人間は、目に見えないものを信じる信仰が足りない時があります。
目に見えない神様との直接の繋がりよりも、すぐ、目に見える人間:リーダー、教師、預言者、使徒、また、時には、友達、配偶者、兄弟姉妹など、神様に代って、彼らに依存してしまいます。

シンプルチャーチと弟子作りの大事な、大事な原則です:
信仰告白する前から、伝道の中でも、聖書の学びの中でも、誰もが皆、直接神様と繋がり、霊的な栄養、食物、教え、啓示などを、神様からいただけることを強調します。
そして、その信仰を育てながら、直接神様の御声に聞く訓練をします。

刷り込みは非常に大切です。
ご存知だと思いますが、ヒヨコが卵から出て、最初に見たものを親と思い込みます。それを刷り込みといいます。脳の中に相手の顔が焼き付けられるそうです。その相手が例えば、母鳥でなく、犬であっても、ヒヨコは一生犬を母親だと思ってしまいます。

弟子作りの場合に当てはめて見ましょう。人がイエス様と出会い、新しい人として生まれ変わって、最初に従う親や師として刷り込まれるのは誰でしょう?
イエス様を信じてすぐ、イエス様ご自身が刷り込まれればいいですよね。

しかし、気をつけないと、新しい信者は、人、先生、教師や先輩で自分を主に導いてくれた人などに刷り込んでしまい、人と神様の間に立つ祭司としてその人を扱うようになります。

リーダー、牧師が全然その役割になる意図がなくても、この傾向はよくあることです。
カリスマ、ペンテコステ派の教会の中、油注ぎの大きい預言者に依存して、刷り込む人もいます。

でも、リーダーが知恵を持って、賢く導けば、人が人間にではなく、神様に直接繋がるように指導することができるはずです。

自分の意見と解釈を控えめにして、その人が直接聖霊に聞くように、励ますこと。
まあ、皆パーフェクトにできるわけはないよね。
共依存になりがちな関係は私の教会関係も入れて、多分どんな教会共同体の中でもあると思います。

しかし、意識して、気をつけるなら、人が唯一の祭司イエス様だけに刷り込むことができるように、指導することができます!
過去の失敗をイエス様に委ねて、改めてこの目的を目指しましょう!

今日も、聖霊様と一緒に、少し難しい質問を考えながら、祈りましょう。また、人がリーダー、牧師に依存しないように、境界線を考えましょう。

  • まず、あなた自身は、神様が自分を導いてくださる、直接語ってくださると言う信仰はありますか?神様の声、導きを見分けることができると信じますか?信じなければ、新しい人にその信仰を預けるのは非常に難しい!やっぱり、神様の声についての不信仰を教えてしまいます。なので、まず、自分で御言葉と聖霊様の新しい啓示をいただきましょう。ヨハネ 10:27「わたしの羊はわたしの声を聞き分けます。またわたしは彼らを知っています。そして彼らはわたしについて来ます。」
  • 神様が御言葉、そして直接語ってくださることについて、話し合い、祈り合う相手はいますか?
  • 神様から聞いたことを分かち合うことによって、相互責任を負い合い、内容を吟味(ぎんみ)し合うことができます。
  • 人がイエス様を信じる前からも、信じたばかりでも、直接神様の声を聞くこと、必ず導かれる信仰を奮い立たせていますか?また、どうやって、御声を聞く練習を具体的に指導していますか?

今日は、最後に、直接イエス様と繋がる2つのツール、以前、紹介したことがありますが、新しい人のために、今日は改めて紹介します。

ディスカバリーバイブル

  • この動画を参考にしてください:https://www.youtube.com/watch?v=04rD6zv8ml0
  • 未信者でも、信者でも使えます。一人でも、少人数ででも、どんな環境の中でも使えます。教会の中の聖書の勉強会としてもぴったしです。

クロスバイブルスタディ