33日間チャレンジの後半、または終わってから、少人数の兄弟と一緒に一泊二日(二泊三日でも)の武者修行合宿を計画してください。このような合宿は、一人一人の成長と解放のために、大きく用いられると信じます。
合宿のビジョンと目標
この時間は、真の男のスピリットを引き継ぎ、神の男として生きていく願望を確かめ合うチャンスです。
神を愛する男、自分の妻を愛する男(既婚の人の場合!)、そして互いを愛し合う男たちと共に、心をさらけ出すのは、なんと力強いことでしょう。
- 天の御国を信じる男性たちが心からの分かち合いをし、自由で親密な関係を築くこと。
- 真の男性として生きるために、話しだけでなく、実践し、体験すること。
ガイドライン:
これはあくまで概要です。神様がされること、語られることに心を開き、柔軟に対応することが重要です。
- 皆のスケジュールに合わして、一泊二日か、二泊三日を予定してください。
- 33日間チャレンジを一緒にやった兄弟、また男性の弟子作りに興味のある男性4人~8人と一緒にやるのが望ましいです。
- それぞれの背景、境遇が異なっていればいるほど、互いの観点から学ぶ点が多いはずです。
- 宿泊施設は、シンプルで手頃な料金を選びましょう。
- 心身ともにリフレッシュできる、自然の中、野外活動ができるような場所を選びましょう。
- 話し合いに集中できるよう、食事は自炊を避け、食堂やレストラン、出前などをあらかじめアレンジしておきましょう。
一泊二日のスケジュールの例:
1日目
9am – 集合、野外活動、お弁当持参
2pm – 温泉
4pm – 宿泊施設にて、集まり、賛美、 ストーリーをシェアする時間
6pm – 晩御飯
7pm – 集まり、賛美、 ストーリーをシェアする時間(キャンプファイアなど)
2日目
9am – 朝食、集まり、賛美、 ストーリーをシェアする時間
11am – 「男になる」通過儀礼
12pm – 昼食
1pm – 温泉
3pm – 解散
二泊三日のスケジュールの例:
1日目
6pm – 集合、夕食
7pm – 集まり、賛美、 ストーリーをシェアする時間(キャンプファイアなど)
2日目
9am – 朝食の後、野外活動
12pm – 昼食(お弁当?)
2pm – 温泉
4pm – 宿泊施設にて、集まり、賛美、 ストーリーをシェアする時間
6pm – 晩御飯
7pm – 集まり、賛美、 ストーリーをシェアする時間、または、ディスカッション
3日目
9am – 朝食の後、集まり、賛美、 ストーリーをシェアする時間
11am – 「男になる」通過儀礼
12pm – 昼食
1pm – 温泉
3pm – 解散
野外活動
半日ほどの野外活動を予定し、しっかり体を動かしましょう。運動やエクササイズ、馴染みのないスポーツへのチャレンジなど、楽しい活動を通じて、男同士の親睦を深めてください。
例:山登りやハイキング等、サーフィン、水泳、サイクリング、エアソフト、フィールドアスレチック、キャンプファイアや飯ごう炊さんなど。ボランティア活動:ある合宿では、キャンプ場の掃除をしました。地域のゴミ拾いやクリーン作戦など。
賛美
ギターの弾ける人がいるなら、聖霊の導きによって、簡単なワーシップの時間を持ってください。
楽器のできる人がいなかったら、詩篇のことばなどを使って、「感・感・願」(感謝・感動・願望)の時間を持ってください。ゆっくり時間を取り、イエス様を賛美し、聖霊様の導きを求めましょう。
自分のストーリーをシェアする
互いの人生のストーリーをシェアすることが合宿の鍵となるので、各自、真の男になった証しを分かち合う機会を持ちます。
一人が中心にならないように配慮しながら、皆が自分の「男となった旅」についてシェアします。時間の流れも、一人ではく、皆が聖霊様の導きによって、感じていること、受け取っていることをシェアすることができます。
御国を中心にする男たちが、自由で親密な関係の中、オープンに話すチャンスです。こういう話し合いが、合宿の鍵となります。一方的に話を聞くだけではなく、相手の経験を敬い、そこから学ぶこともできます。
互いの人生について安心してシェアできるよう、場の清さを損なうような話題は避けるように徹底しましょう。
強がる必要はありません。自分の弱さを認めて、ありのままでシェアすることによって深い絆を育むことができます。他の人も正直に話せる安心感が与えられます。
他人の必要に目を注ぎ、彼らに仕えることを通して、もっと自分のことを理解することができるように主が助けられます。同じ志を持った男性たちと、こうやって共同体を経験するとき、神にある兄弟と共に神の御国の建設と拡大を実感することができます。我らは皆、このような男性同士の深い交わりを求めています。これこそ、神の御国です。
この質問を考えましょう:
事前に、この質問を参加する兄弟に送って、あらかじめシェアする内容を考えて準備しておきましょう。
- 自己紹介、家族
- 初めて神様と出会った話し
- 初めて本当の「男」になった話し
- 今までの大きな戦い(試練)の話し
- 今までの大きな勝利(解放、癒し)の話し
- 今現在の心境
自分のストーリーをシェアするガイドライン:
- リードする人がまずモデルとして最初に行うのが望ましいです。経験のある兄弟が先にシェアすることによって、次の人がオープンに話す模範となります。
- 参加人数によりますが、個々の時間は1時間を目安として行うことをお勧めします。例えば、20分シェアしてから、皆のフィードバックを聞き、そして兄弟のために祈り、励ましと預言の言葉を与えましょう。必要なら、タイマーを使ってください。
- 最も重要なのはありのままで正直に語ることです。そうすることで、より充実した時になるはずです。
- アドバイスや問題に解決を与える時ではなく、兄弟の話を聞き、耳を傾ける時間です。
- 成長して前に進むことを助け合いましょう。また神の男になるのを妨げる過去の縛りなどがあれば、断ち切る祈りをしましょう。
- シェアすべき内容は各自その時におのずと分かるはずです。
- もちろん、ここでシェアされることは、口外無用です。
フィードバックのための質問:
- 兄弟の話で感動したことはありますか?
- 認めてあげたい兄弟の長所などは何ですか?
- 神様は、彼の話を通して、何を語られていますか?
「男になる」通過儀礼
「少年は、真の男になるための模範=年上の男性、父的存在が必要です。」 (Jessica Shapiro)
参加者の中に、 少年を洗い流し、真の男になるべきだと神様の導きを感じる兄弟はいませんか?
この時間は、昔からある通過儀礼のようなもので、本人の決断に基づいて行い、力強く、預言的な時間、その人の人生の転換期にもなるでしょう。
若い世代の兄弟の決断を認め、彼らの内にある霊を成熟したものとして呼び起こすことによって、自分自身の歩みや、今までの転換期、乗り越えてきた葛藤、成長などももっとはっきり自覚できるようになります。
この時間も、事前に準備してください。
「33分の武士」の兄弟に聞きましょう:
- 「いつ真の男になったと感じましたか?」
- 「そのきっかけはなんですか?」
もし、聖霊様によって、まだ「男」になっていないように示されたら、ぜひ合宿の間にこの「男になる」通過儀礼に参加することを考えてください。
場所:
柔軟性があります。前例は、真冬の湖、夏の海、または、温泉の中。できれば外で自然に囲まれた場所を勧めますが、それぞれのグループで決めてください。
ガイドライン:
- 「男になる」通過儀礼を行う兄弟は、若い世代の男性だけに限られていません。年上の人でも、「男になる」決断をする必要がある(まだやったことがない!)と主からの導きを感じる人は、誰でもどうぞ!
- 儀式の前に、これまでの歩みを簡単にシェアする時間を持ちましょう。他の兄弟からのフィードバック、励まし、祈りと預言などをシェアしてください。(内容を書き留め贈る)
- 兄役の人は、水の中に導き、第1コリント13:11の御言葉から宣言しましょう:
「私が子どもであったときには、子どもとして話し、子どもとして考え、子どもとして論じましたが、おとなになったときには、子どものことをやめました。」 - 本人に自分の言葉で宣言してもらいましょう:「子供である自分を捨て、子どものことをやめて、主の前で、兄弟の前で、主の男となる決断をします!」
- 兄役の人が兄弟を水に沈めましょう。
- 水から出たら、砂辺に線を引いて、彼が線を越えたら皆で「一人前の男」として温かく迎え入れましょう。そして彼を受け入れ、ハグして、また祈りましょう。
- 成人になった記念品としてささやかなギフトを準備して贈りましょう。
- 兄弟は、まだ洗礼を受けていないなら、同時に洗礼を授けることが主の導きかどうか、ぜひ祈って聴いてみてください。
その他、主の御心は?
参加する兄弟が皆、自分で聖霊様の導きに聞き従う責任を持って欲しいです。常に、「主よ、あなたは、何をなさりたいですか?」と聞きましょう。
兄弟のために祈る時に、 聞きましょう:
- 「聖霊のバプテスマが必要な人がいますか?」
- 「悪霊を追い出す必要は?」
- 「体や心の癒しが必要な人は?」
また、自由に話し合う時間に余裕があれば、男性としての旅を応援する課題を考えて、ディスカッションしてみてください。
- 前もって良い質問を準備してください:
- 「男らしさ」を自分の言葉で定義してください。
- どうやって、神の男として生きる?
- 性についての話などの難しい課題を避けないでください。
- オープンに、現実的に話し合ってください。
- 自分の弱さや失敗などの話も避けないでください。
- ディスカッションなので、一人が説教すること、または自分の意見を押し付けることなどを避けてください。
最後の分かち合い、フィードバック
もし時間があれば、最後の昼食時に各自の振り返りの時間を設けて、印象深い出来事/特別な瞬間/神様が語られたことなどを分かち合いましょう。
その他の具体的な準備
- 写真や動画で記録を残してください。
- 皆の時間が豊かになるために、事前にとりなしの祈りをしてもらうよう、誰かに頼みましょう。
最後に
武者修行の合宿を通して、一人ひとりの男性が真の男としての旅路をさらに前進できるよう励まされる、素晴らしい時間となるよう信じ、祈っています。
「男性の中にあるその厳しい性質を目覚めさせ、天の目的に結び付け、内にある戦士を解放することができれば、少年は成長して、本当の男になることができます。」
ジョン・エルドレッジ