今月は「パレスチナ」を覚えてお祈りください
パレスチナは地中海東部に位置する地域で、国連加盟国の多くから国家として承認されていますが、依然として領土や主権をめぐる課題を抱えています。領土はヨルダン川西岸地区とガザ地区から成り立ち、東エルサレムを首都としています。しかし現実には一部の地域はイスラエルの統治下にあり、行政機能はラマッラーに置かれています。
パレスチナの経済・政治・宗教
アクセスや移動が制限されているため産業は不安定で、外国からの投資も減少しています。失業率は高く、多くの人々が厳しい生活環境に置かれています。長年にわたり和平交渉が続けられてきましたが、最終的な解決には至っていません。ガザ地区はハマスの支配下にあり、パレスチナ内部の状況も複雑です。
イスラエルとパレスチナの対立の中で、少数派であるクリスチャンの存在も減少しています。
パレスチナのその他の情報
- 面積:6,243㎢ (日本の約2%)
- 人口:5,589,623(日本の約4.5% )
- 宗教:
イスラム教 87.69%
ユダヤ教 8.50%
その他 2.20%
クリスチャン 1.61%
「あなたの国の中の暴虐、あなたの領土のうちの破壊と破滅は、もう聞かれない。あなたは、あなたの城壁を救いと呼び、あなたの門を賛美と呼ぼう。」 イザヤ60:18
2023年10月7日以降の状況
2023年10月7日の暴力的な出来事は、地域にさらなる苦しみをもたらし、また世界中の人々、特にクリスチャンの間にも分裂を引き起こしました。私たちは「エルサレムの平和」のためだけでなく、そこに住むすべての人々が「平和の君」に出会えるように祈る必要があります。各国の交渉によって一時的な停戦は実現することがあっても、真の和解は神の救いのご計画の中でのみ訪れるものです。
領土問題の解決のために
両民族はそれぞれ土地への強い思いや歴史的な主張を持ち続けています。エルサレムは双方にとって特別な場所であり、それぞれが自らの側に神がいると信じています。争いが終わり、互いを尊重しつつ共に生きる道が開かれるように祈りましょう。
生活環境の改善のために
特にガザにおいて、多くの人々が避難生活を余儀なくされ、インフラや生活基盤が破壊されています。数千人の民間人、特に女性や子どもたちが犠牲となり、大きな悲しみが広がっています。神の憐れみが注がれ、人々が慰めと希望を見いだせるよう祈りましょう。
政治的リーダーシップのために
イスラエルとパレスチナ双方のリーダーシップは大きな課題に直面しています。不信、対立、腐敗などによって、平和的な解決は困難な状況です。人々の真の幸福と共存を求める指導者が立ち上がり、神の主権のもとで平和が実現されるよう祈りましょう。
🙏 祈りのポイント
- すべての人が「平和の君」であるイエスに出会えるように
- 領土をめぐる対立が終わり、共存への道が開かれるように
- 苦しむ人々、特に子どもや弱い立場にある人々が守られるように
- 神のご計画のもとで平和的なリーダーシップが与えられるように