イエス ・秋・ルカの福音書 12
秋、主の備えに信頼せよ ー 収穫の秋、実りの秋。主に信頼を置く者たちのために、主の備えは溢れんばかり。
ルカ 12
24からすを見なさい。種もまかず、刈り入れもせず、倉を持っているわけでもありません。それでもゆうゆうと構えていられるのは、神が養ってくださるからです。神の目には、からすなどより、あなたがたのほうが大切なのです。
25それに、くよくよしたところで、どうにもなりません。心配すれば、寿命が一日でも延びるのですか。
26こんな小さなことさえできない者が、もっと大きなことを心配したところで何になるでしょう。
27ゆりの花を見なさい。どうして育つのでしょう。紡いだり、織ったりするわけではありません。栄華をきわめたソロモンでさえ、この花ほど着飾ってはいませんでした。
28今日は咲き誇っていても、明日はしぼんでしまう花でさえ、神はこのように装ってくださるのです。そうだとしたら、疑い深い人たちよ、神がどんなに良くしてくださるかとは考えないのですか。
29何を食べようか、何を飲もうかと心配をするのはやめなさい。神が用意してくださるのに、思いわずらってはいけません。
30人は毎日のパンのためにあくせく働きますが、天の父は、あなたがたが必要なものをすべてご存じなのです。
31神の国を第一に考えるなら、神は私たちに必要なものを毎日与えてくださるのです。
32また、たとえ少数派でも恐れることはありません。神は喜んで、あなたがたを神の国に導いてくださるのです。
33持ち物を売り払って、貧しい人たちに分けてあげなさい。そうすれば、天にある財布はふくらんで、はち切れそうになること間違いありません。ところが、この財布は破れもしなければ、穴があくこともないから、財産がなくなることは絶対にありません。どろぼうに盗まれることも、虫に食われる心配もありません。
34宝のある所に、自分の心と思いもあるのです。