Discovery Bible Training – Japanese
最近、教会の3つの柱について話しています。御言葉、聖霊様、そして神にある家族、共同体。
今日は、この三つの柱に支えられた集まり、エクレシアにおいて是非、実践していただきたい、御言葉の探求、聖書の読み方のツールを一つ紹介します。
ディスカバリー・バイブルという方法です。
日本語では、聖書の発見と言えるでしょうか?
今後DBと呼ぶことにしますね。
私たちも、この方法でもう、何年も小さな集まりの中で、また、個人でも、御言葉を読んでいます。
***キーポイント:聖書の勉強ではありません!***
ここでは、「聖書を勉強する」のではなくて、柱の一つである、御言葉、聖書の言葉を、聖霊様の声に耳を傾け、促しに応答しながら、家族、また、共同体のメンバーと支え合って、受けとった啓示を実践し、御言葉を読むだけでなく、行うものとなるよう、祈り合います。
神様の声を聞きたい、聖書を読んで、神様をもっと知りたい、と思う人なら誰とでも使えるつーるです
私たちの集まりでは、未信者の方も、この方法で聖書を読み、主に多くを語られています。
この方法を用いて、一人でデボーションの時を持つこともできますが、2、3人のグループで共に聖霊に耳を傾け、互いの啓示をシェアしあい、励ましあうことも勧めています。
5人以上になると、一回の分かち合いに時間がかかってしまうので、4人ぐらいまでが一番だと思います。
方法は簡単です。今日は簡単なビデオを作成しました。ぜひ、参考にして見てください。
一回の集まりで、3、4人であれば、1時間もあれば、十分です。
集まって、一緒にできれば一番いいのですが、遠く離れている人とも、最近はスカイプやフェイスタイムを用いて、ビデオでいっしょいDBをしています。
***キーポイント:どこでもできます。スカイプなどででもできます。***
場所はどこでもできます。おうちでも、カフェでも、学校でも、職場でも。まずはゆっくり、リラックスできる環境を整えましょう。
まずは、その日のリードをする人が、聖書の一緒に読みたい箇所を選んで来ます。数節、ひとくくりのまとまりで、選ぶと良いでしょう。
今日はローマ書の12章1節から2節を選びました。
DBは三つのステップからなっています。
ステップ 1: みことばを読む
ステップ 2: 解釈を受け取る
ステップ 3: 応答と適応
まず一つ目のステップは、御言葉を読むことです。
ステップ 1: みことばを読む
・音読、違う訳など
誰かが音読します。違う訳の聖書を持っている人がいれば、なるべく、いろいろな訳を読んでみることをお勧めします。
違う言語(英語など)が、わかる人がいれば、その人にも、言語で書かれている内容を説明してもらいましょう。
・ノートに書き写す
次に、今、読んだ箇所を、そのまま、ノートに書き写します。人間は、情報を取り入れる際、なるべく沢山の感覚を使えば使うほど、受容能力が上がるそうです。なので、読むだけでなく、聞いて、次に、書いてみます。
漢字を書き写している間に、ふと、奥義が見え隠れしたりすることもありますよ。
・意味、背景など
そして、質問や、何が書いてあるか、わからないことがあれば、話し合いましょう。
***キーポイント:教えること、説教することをやめましょう。***
ここで、注意したいのは、DBでは、決して、誰か一人が聖書の解釈を教えることをしない点です。
新しいクリスチャン、また、まだ、信者になっていない人でも、心を開いて聖霊により頼むなら、必ず、神様が語っておられることを受け取れるということを実体験していただきたいからです。ただ、聖書に対する知識が全くない方など、歴史的背景やユダヤ教のしきたりなどを、必要に応じて、知っている人が簡単にシェアするのは、お勧めです。
「これは、同時のユダヤ人に対して書かれた手紙ですよ。」
「ここで言っている『彼』というのは、イエス様を表しますよ。」と言った感じです。
信仰生活の長いベテランのクリスチャンの皆さん。決して、ここで、説教を始めないでくださいね。
・自分の言葉で、要約、意訳を作ります
次に、今、噛み砕いて一緒に読んだ御言葉を、誰かに、簡単に、自分の言葉で要約してもらいます。
「ここには、これこれ、、、こういうことが書いてありました。」という感じです。
大体、内容が掴めたら、ここで、ノートに線を引きます。ここで、一つ目のステップが終わりです。
ステップ 2: 解釈を受け取る
二つ目のステップに移ります。
ここからは、今読んだ御言葉の解釈を受け取るステップです。
・祈って、聞く
聖霊様が働いてくださり、今日受け取るべき啓示を、心開いて、受け取ることができるよう、お祈りして、期待して初めてください。
黙って、静かに目をつぶり、主の語りかけに耳を傾けてください。
全ての感覚を研ぎ澄まし、聖霊様にチューニングを合わせてください。
絵が見えるかもしれません。何か、特別な言葉、印象がふと思い浮かぶかもしれません。
体に何か、感覚があるかもしれません。
他の聖書の箇所を読むように促されることもあります。
全体から何か大きなテーマで語られることもあれば、ある一言から、主が特別にあることを語られることもあります。
心開いて受け取りましょう。
・ノートを取る
語られたことを、二つ目の欄に、書いていきます。
そして、全員が、聴き終わったら、
受け取った内容を、一人ずつシェアしていきます。
・シェアする
同じ箇所でも、全く違うことを主が語られることがあります。また、同じ箇所でも、焦点を当てる場所が、人によって全く違うこともあります。それぞれが受け取った啓示を、シェアする中で、自分では気づかなかった内容が、他の人を通して語られることもあります。
共同体の中で御言葉を食べあう醍醐味です。それらを、シェアし、書き終わったら、
また、線を引きます。
ステップ 3: 応答と適応
三つ目のステップは、今、受け取った啓示に対して、どのように応答し人生に応用していくか、それを聞いていくステップです。
・主に聞く
また、目をつぶり、いま、受け取った啓示について、どのように応答し、どのように、御言葉を聞くだけでなく、行うものになれるか、主に聞いていきましょう。
自分の思いで、「せねばならない」と言って、課題を課しても、長続きしません。
「主は何を語られていますか?」
実際に、行動に移せる内容を聞いていきましょう。本当に、従ったかどうか、後から測れるような、具体的な方法を聞いてみましょう。
・測れる、具体的な決断
例えば、「もっと、主に従う」というような内容では、実際に何をどうすればいいか、また、本当にそうなったかどうか測るのが難しいですよね。
でも主にどのように従うか聞いていく中で、「毎晩寝る前の10分を、聖書を読む時間にしよう。」とか、
「子供を幼稚園に送っていく車の中で、今週は、あの賛美集のCDをかけて、子供と一緒に賛美しよう。」というのであれば、実際に、従えたかどうかが、よくわかりますね。
具体的に従える方法を主に聞いて、決めましょう。
・ノートを取り、シェアする
それを書き込み、それぞれシェアします。シェアした後、お互いが、本当に従えるように、それぞれのために祈り合いましょう。
辛い過去のある人が、「ある人を赦す」ことに、導かれるかもしれません。
一人では簡単にはできないことも、互いに、心を割って痛みをシェアしあい、重荷を負い合うことは、エクレシアの大切な一部です。
必要なら、週の間に、それぞれで連絡を取り合い、本当に従えるよう、励ましあうこともできますね。
・誰か他の人にシェア
最後に、今日、学んだ内容を、できれば、誰か一人にシェアする相手を選びます。
これも、主に聞いてみましょう。せっかく受け取った恵みを、ご主人にでも、会社の同僚にでも、簡単にシェアするよう促しがあれば、従いましょう。
以上が、DB、ディスカバリー・バイブルというツールの簡単な説明です。
では、皆さんでも、ぜひ、実践してみてください。
質問やコメントがあれば、遠慮せず:mail@onfire.jp
概要:
キーポイント:
* 聖書の勉強ではありません。
* 一回の集まりで、2〜4人であれば、1時間もあれば、十分です。
* どこでも、スカイプなどでもできます。
* 教えること、説教することをやめましょう。
ステップ 1: みことばを読む
* 音読、違う訳など
* ノートに書き写す
* 意味、背景など
* 意訳を作る
ステップ 2: 解釈を受け取る
* 祈って、聞く
* ノートを取る
* シェアする
ステップ 3: 応答と適応
* 主に聞く
* 測れる、具体的な決断
* ノートを取り、シェアする
* 誰か他の人にシェア