Restoring Fatherhood – Kris Vallotton JAPANESE
同時通訳:相馬伸子

マラキ 4:5-6、箴言 25:20、雅歌 2:9

父を持たない世代について話しますが、私は祈り会の時にある幻を見ました。それは息子のジェイソンがスタジアムで何千人もの若い男性達に、どのように父親になるのかということを教えていました。プロミスキーパという動きもありましたが、それとは違うものであり、ジーザスムーブメントが息子達のムーブメントであったように、今主が「家に父が帰ってくる」時だと導いていると思います。マラキ4:6に書かれていて、よく知っている箇所であると思いますが、これは父と息子達、娘達の回復です。

アメリカでは60年代に「セクシャル・レボリューション」があり、セックス&ドラッグ&ロックンロールがアイコンになり、結婚外で性的な関係を持つ事が間違っている事と人々が
思っていた時代から、結婚しないで性的な関係を持っても普通であると道徳概念や価値観が変化されていきました。私の母は結婚する前に私を身ごもりましたが、直後に父と結婚しました。
当時は結婚外で出産する事は正しくないと道徳的に思われ、いい意味でのプレッシャーがありました。

セクシャル・レボリューションは、既に入ってきていたダーウィンの進化論を使って、二つのことをアメリカに教えました。一つは「人は神の似姿に作られていない」そして「人は宇宙の中で偶然から発生したアメーバー、動物から進化した」です。これは、偶然に存在するなら人生に目的はないだろう、という事になるので、無神論者が「人生の目的はなんであるのか」と考える事はおかしな事だと私は思います。

南アフリカの国立公園でアフリカゾウを繁殖中に、一箇所に増え過ぎたので他の公園に移動させましたが、ヘリコプターで吊上げて象を移動させたので、体重の重い大きな年寄りのオスの像は移動できず、若いオスの象だけを移動しました。その公園でサイの死骸が発見され始め、病気や密輸業者を疑い調べたら若い像達が牙でサイや他の動物達を殺していた事がわかり、より強い道具を作り年寄りのオスの象達を連れてきたら6週間後には、若い象達の態度が変化しました。年をとった象達は父親の役割をして若いオス象達がどのように象として生きるかを教えたのです。 

人間社会でも、家に父親がいないと多大な影響を受けます。いくつかの調査結果がありますが、アメリカでは75%〜90%の囚人は父親のいない家庭の出身です。2017年には、黒人の70%、スペイン系50%、白人39%の子ども達は、父親のいない家庭で生まれました。 

神が女性の体に乳房を与えて創造した時に「養育する」事も女性に与えました、男性が育てられないのではないですが、社会の中で女性が「子どもを産み、育てる」事をリードしています。
女性は憐れみと慰めを子どもに与え、相談相手になります。男性は、父親として子どもに「使命」を語り、「アイデンティティー」を語ります。同時に家庭の中で秩序を守る、権威者との関わり方を教えます。 

英語動画:https://www.youtube.com/watch?v=6pIuTupjiA4
英語音声:http://podcasts.ibethel.org/en/podcasts/restoring-fatherhood