コロサイ 4:5-6「あなたがたのことばが、いつも親切で、塩味のきいたものであるようにしなさい。」
積極的に御言葉のタネを蒔いて、準備して、あとは受身的に人の反応を待ち望む。
パワフルな言葉、
塩味の効いた言葉、
変革を起こす言葉、
今日は、もう少し愛を言葉を通して伝えることについて考えましょう。
前回、言いましたように、この世の人々は、希望と平安探し求めています。
そして、その希望と平安は、キリストイエスにあって、私たちの中にあります。
ヨハネ 7:38「わたしを信じる者は、聖書が言っているとおりに、その人の心の奥底から、生ける水の川が流れ出るようになる。」
人は、私たちから流れ出る川から飲みたくなるでしょう。
塩味の効いたものを食べたら、喉が更に渇いてきます。
塩味の効いた言葉を話すなら、人の霊が飢え渇いてくるでしょう。
表面では、見れなくても、人は心の中で、あなたが持っているイエス様を求めるようになります。
いつその飢え渇きが表面に見えるようになるか、いつその人がイエス様のことを、認めて、求めていることを口に出すか、それは分かりません。
また、それは、私たちの責任ではありません。
私たちの責任は、愛の中に留まり、愛の表現として、塩味の効いた言葉を伝えることです。
私は、個人的に「伝道」という言葉をあまり強調しないで、この言葉をできる限り使いません。代わりに、イエス様の命を分かち合う、御国の素晴らしさ、福音の希望を伝えたい、のような自然な言い回しを考えます。
- 多くのクリスチャンは、「伝道」という言葉を聞くと、恐れますが、御国の福音を人に分かち合うことは、喜びです。特権です。
- 御国の福音を分かち合うのに、ワンパターンはありません!神様はあなたの生き方や性格をあなたよりも、ご存知ですよ。なので、あなたがどうやって周りの人にイエス様の御国や福音を伝えて、見せることができるか、神様はご存知です!期待して頼みましょう。
- 比べる必要はありません!ある人は、全然知らない人にも、すぐ話しかけて福音を伝えることができます。私たちは、その人と比べる必要はありません。自分に与えられた信仰に応じて、聖霊様の導きに従いましょう。ただ、自分を明け渡して、イエス様に示されたことに従う決心をしましょう。
- 特別のプログラム、特別のツールなどに頼りすぎないようにしましょう。もちろん、特別の集会、アウトリーチなどの素晴らしいプログラムもあります。しかし、一つの方法だけにこだわると、自分の周りの人に御国の福音を見せること、伝える多くのチャンスを見逃します。このために、少しトレーニングしましょう。それがこのメッセージの目的です。
- 資料、伝道用のトラクト、福音のチラシなどを使うこともいいですが、何よりも、あなた自身が福音のメッセージだと覚えましょう。
シンプルチャーチや、弟子作りの目的を求めていくなら、ほとんどの福音を分かち合うチャンスは、長期的な人間関係の中に起こります。もちろん、一回きりの出会いの場合、短い時間の間、自分の証しを伝えて、また福音を伝えること、その準備も大切です。また、後日に、そのテーマも考えましょう。
しかし、殆どの人は長期的な関係、家族関係や友人関係を通してイエス様を信じるようになるので、今日は、その関係の中で、私たちの言葉使いについて考えましょう。
ここでは、いろいろなアイディアを分かち合いますが、皆さんも、すでに自分の経験から多くの証しがあると思います。ぜひ、その証しと言葉遣いのヒントをシェアしてください。クリスチャンの兄弟姉妹たちが、自分の共同体の中にも、もっと大胆にイエス様の証人となれるように、励まし合いましょう。
愛が伝わる言葉:
- イエス様を信じる前に、クリスチャンの言葉を通して感動した話
- また、自分の言葉を通して周りの人がイエス様に興味を持ち、信じた話
このような短い証の話があれば、シェアしてください。
今日は、自分の共同体の中、イエス様の証人となる原則を考えましょう:
- できるだけ関係の初めから、普通の会話の中で、自然に神様の話をすること。
初対面から全ての人を神様の目を通して見て、その相手に自然に祝福するチャンスを探してください。
アブラハムと契約の中、私たちは、祝福を受けていますが、それは、全ての国々の人々を祝福するためです!
多くのクリスチャンは、隠れています。自分がクリスチャンであることを恥ずかしく思い、変に思われることを恐れて、黙ります。また、他の新興宗教に間違えられる恐れによって縛られているクリスチャンもいます。しかし、以前見たように、イエス様の愛によってこの恐れから解放していただきましょう。また、あなたのうちに住んでおられる聖霊様を信じてください!
人と出会ってすぐ、イエス様の愛を伝える、見せるチャンスのために祈ってください。 - 内と外を分ける言葉、我らと彼らのように、区別する言葉を避けましょう。
未信者が一番嫌がるクリスチャンの行動と言葉は、自分たちが特別であなたはそうでない、自分が正しくてあなたは間違っている、自分たちは内側、あなたは蚊帳(かや)の外といったように、私たちが未信者を区別しているものです。
無条件の愛、相手が受け入れられていると感じる言葉を使ってください。
使徒の働き17章に、パウロがギリシア人の哲学者たちに話した時に、こういうことも言いました:
28「私たちは、神の中に生き、動き、また存在しているのです。あなたがたのある詩人たちも、『私たちもまたその子孫である』と言ったとおりです。」
彼らも神様の子供であることを認めて、励ましてあげることですね。
イエス様の話し方も見てください:「御国は近い!」神様から遠く離れていると感じる人に、希望を与えます。人は、目が暗くなって自分の視野から、神様から離れているかもしれないけど、神様の視野からは全然離れていません。「神様は近いですよ。いつでも、どこでも神様に話してみて!」と、私は、よく人に言います。 - 無条件的な愛を持って、忍耐を持って、諦めないでください。
人に拒絶されても、覚えてください。神の子、イエス様も拒絶されました!
病気にかかった10人が癒されて、一人だけがお礼を言いに戻ってきました。イエス様が皆の前に、圧倒的な癒しをしてからすぐ、人が出て行って、イエス様を殺す謀反(むほん)を企てました。私たちも、無視される、反対される、バカにされる、迫害されるでしょう。その時に、喜びましょう!
ヨハネ 15:20「しもべはその主人にまさるものではない、とわたしがあなたがたに言ったことばを覚えておきなさい。もし人々がわたしを迫害したなら、あなたがたをも迫害します。もし彼らがわたしのことばを守ったなら、あなたがたのことばをも守ります。」
今からは、もうちょっと具体的な言葉遣いの提案と例を見てみましょう。
- 御言葉、聖書の言葉をそのまま預言的に伝えましょう。
聖霊様に敏感になり、周りの人のために、神様からの御言葉をいただきましょう。そして、自然にその言葉を伝えましょう。もしかしたら、口で伝える形だけではなく、手紙、御言葉のハガキなどの方がいいかもしれないですね。
このように言ってみましょう:「今朝、あなたのために祈った時に、この御言葉を思い出しました。」などなど - その場で、すぐ祈ること
「後で祈っておきますね。」ではなく、「今、祈ってもいいですか?」と言いながら、自然に、相手に神様の祝福を祈ってあげること。宗教的な言葉を使わず、短く、目をつぶらず、自然な言葉を使ってください。
私たちの経験ですが、殆どの人は、このような祈りに抵抗しません。そして、多くの場合、本当に感動と感謝が溢れます。「初めて人に祈ってもらった。ありがとう!」と、涙を流しながら、いう人もいます。
例えば、人が「頭が痛い!」、「明日、試験があります。」、「お母さんが入院しています。」などと言ったら、すぐ「祈ってもいいですか?」と言いながら、自然に挨拶のように、短く祈ってあげてください。
例えば、「イエス様!今、あなたの平安、癒し、希望を××さんの上に宣言します!」
祈ります!と前置きしなくても、「ああ、そうですか、じゃあ明日の試験に、全力で頑張れるよう、イエス様、xxさんを助けてあげてください!」のように、自然の流れで、会話の状態で、祈りを込めて伝えることもできますね。 - 「どうか、主よ。御心でしたら、なになにしてください。」のような、祈りを避けてください。
イエス様は、病人のために祈りなさい、ではなく、「病人を癒しなさい」と言いました。「平安のために祈りなさい」ではなく、「『この家に平安があるように』と言いなさい」、と言われました。微妙ですがこの違いは大きい。一つは、天からの答えを頼んでいます。もう一つは、天の御国が自分の中にあることを認めて、その御国を自分から与える信仰によるのです。このテーマは、非常に大きいです。興味のある方は、「天が地に侵入するとき」の本をぜひ読んでください!
他のアイディアもいっぱいあると思いますが、キーポイントは、準備ですね。心の準備と自然に神様の言葉を伝える準備です。
また、いつもの毎日の関わりの中で、御国の福音、イエス様の命の模範を見せてください。例えば:
- 失敗した時、すぐ謝ることです。
この世の中、愛による赦しほど、力あるものはないと思います。夫婦と家族関係、友人関係、会社関係でも。私たちが人を傷をつけたときに、先に謝りに行くのは、本当にパワフルな証しです。
例えば、職場の人に:「昨日、ちょっときつい言葉を使ってしまって悪かった。御免なさい。今朝、イエス様の話を読んで、謝るべきと感じたので、、、、、」
もちろん、相手が実際に許してくださるかどうかは別にして、私たちは、へりくだることによって愛を伝えることができます。 - 味方になること。失敗の許されない日本の文化、家族、会社の中で、私たちが失敗した人の味方になるチャンスはよくあると思います。どうぞ、そういう人が周りにいるなら、どうやって励ますことができるかと、神様に知恵をもらってください。
「しない方がいい」チェックリストもあります!
- 人と論争すること、自分の立場の正しさを強調すること。御国は、言葉より、パワーです。言葉を通して神様の力を見せることですね。
- 相手を攻める、裁く、批判する言葉は、もちろん避け流べきです。
- あなたは、こう、こう、こうやるべき。人に重荷を背合わせることになります。
- 神様を証明しようとすること。私たちは、神様を証明する必要はありません。「もし、この人が癒されたら、多くの人は信じるでしょう!」もちろん、奇跡を通して人が信じる場合もあります。そうじゃない場合も沢山ありますよ!なので、私たちの祈りの動機は、神様を証明するためではなく、人を信じさせることでもなく、ただイエス様に従い、その愛を伝えることです。
もう一つ。
人を私たちの集まり、集会に誘うことも気をつけてください。
多くの場合、誘っても、人は集会に出られません。
なので、初めからその場で、人が神様、神様の愛と出会うように、心がけましょう。
もちろん、聖霊様の導きによって人を誘ってみたら、来れる時もありますが、ぜひまずその場で、神様の働きを期待しましょう。
以前、言いましたように、皆さんの証も聞きたいと思いますので、ぜひ教えてくださいね。
また、具体的なガイドラインのPDFなどを作りますので、ぜひ、自分の仲間と一緒に、御国の福音を伝えることについて、話し合って、祈りあって、計画を立てて見てください。
皆さんからの素晴らしい証しを期待しています。