西洋の国の教会について皮肉として言われる、こんな例え話があります。
教会は、サッカー試合のようです。
22人が走り回って、本当に疲れ切っています。
と同時に、2万人が、運動不足で、観戦しているだけです。
この例えは、ちょっと極端かもしれませんが、実は、私たちクリスチャンは、皆、働き人です!
私たち全員が、サッカーチームの選手です。
皆が献身者です。
特別に選ばれた人はいません。
ある人は、イエス様に献身して、会社員、学生として、職場で、学校で仕えています。
ある人は、イエス様に献身して、母親、主婦として家庭で仕えています。
ある人は、イエス様に献身して、傷ついた人を慰める友人として仕えています。
ある人は、イエス様に献身して、とりなしの祈り手として仕えています。
無職の人から、会社の社長まで。
素晴らしい賜物のある教師、リーダーから、難病、障害のある人まで。
100万人に影響を与える人から、身近な一人だけに影響を与える人まで。
聖書の箇所は読みませんが、タラントの話は有名ですね。
マタイ 25:14 から、どうぞゆっくり読んで、黙想してください。
皆が同じタラント、能力、賜物、財産を与えられた訳ではありませんが、皆に自分に与えられたタラント、能力、賜物、財産などに対する責任があります。
他人と比べる必要もなく、また、自分の価値をこのタラントや能力、賜物、財産などで、絶対に測るべきではありません。
しかし、よく注意してください。
1タラントのある人は、その1タラントでもちゃんと使い、増やす責任がありました。
皆さん、多くの教会の牧師、リーダーなどは、疲れ切っています。
その疲れている二十二人のサッカー選手のようです。
彼らは、皆さんの助けが必要です。
また、教会の機能、御国の拡大、福音の普及の責任はリーダーではなく、私たち皆に掛かっています。
有名なエペソ4の箇所を読みましょう:
エペソ 4:11-13「こうして、キリストご自身が、ある人を使徒、ある人を預言者、ある人を伝道者、ある人を牧師また教師として、お立てになったのです。それは、聖徒たちを整えて奉仕の働きをさせ、キリストのからだを建て上げるためであり、、、」
リーダー達の存在は、どちらかというと、スポーツチームのコーチのような存在です。コーチは、選手が上手くプレイするために訓練し、指導し、応援します。
教会も、リーダーのしてくださる奉仕や、彼らの賜物が目的ではなく、皆が整えられて、皆が奉仕の働きをすることが目的です。
リーダー達は、イエス様が見せてくださったように、素晴らしいコーチのように、仕える人として、働き人に必要な励まし、訓練、応援などを与え、彼らをその働きのために世に送り出します。
コーチの指導がよければ、選手が常にコーチに目を止めるのではなく、試合に集中することができます。
試合中のコーチの役割は、本のすこしだけですね。
皆さん、この質問を考えてください:
- あなたの影響のある領域はどこですか?家族、友人、会社、学校、クラブ、近所の人の間?あなたを応援するリーダーはそのことを知っていますか?祈ってもらっていますか?
- あなたの一番重荷のある奉仕は、何ですか?
- 未信者へ福音を伝えることですか?
- 心、体の病のある人を助けることですか?
- 新しい信者を養うことですか?
- 物理的な奉仕と助けを与えることですか?
牧師達、リーダーの皆さんにも、一言、応援したいと思います。
教会の仲間のために、「奉仕」という定義の幅を広くしてください!
奉仕は、おもに教会の中だけの働きではありません。教会の外の働き、奉仕がたくさんあります!
ある人は、教会の中の奉仕の賜物があります。しかし、ほとんどの人は、外で未信者に仕えるために、召されています。
割合は推測しかできませんが、例えば、
教会の中の奉仕をしている人が一人でしたら、外で奉仕する人は、3−5人が必要ではないでしょうか?
だって、まだ、神様を知らずに、教会へ足を運んだことのない人の方が、今の日本の人口で言えば、99%以上を占めているのですから。
奉仕ということを教会の中のことだけで定義してしまうと、外に出て行く、仕える賜物の人、伝道の賜物の人、ビジネスを経営する賜物の人、介護する賜物の人、多くの賜物のある人は、それを神のための奉仕、働きだと見なされず、せっかく、神さまからいただいている使命を達成している、と感じることができません。
人を信頼しないと、彼らは成長もしません。人を信頼して送り出す時に、失敗もありますが、一人一人との等しい関係を保ち、父親、母親のような愛と憐れみによって、やり直すこと、二度目のチャンスを与えてあげることはできるはずです。
最後に、この質問も考えましょう:
- 「賜物」という言葉を定義してみてください。ある特別の人にのみ与えられたものか、それとも全員に与えられるものですか?
- 「奉仕」という言葉を定義したみてください。教会の外のことか、教会の中のことですか?その割合はどのぐらいですか?
- あなたと、教会の仲間の召されている領域はどこですか?家族、友人、会社、学校、PTA、クラブ、近所の人との関係などをどうやって応援することができますか?
- 教会の仲間が互いにもっと上手く、その領域の中に、イエス様の証人となり御国を運ぶために、どのようにサポートすることができますか?
みなさん、
日本中に御国が広がるためには、リーダー達だけではなく、皆が自分に与えられた責任、賜物を、自分に与えられた領域の中に、生かさなければなりません。
そして、イエス様が言われたように、御国は、自然に増殖し、広がるようになります:
生地の中のパン種のように、からしの木のように、多くの様々な魚を捕る地引き網のように。
リーダー達も大切な役割がありますが、
みなさん、あなたが主役です!
さあ、立ち上がりましょう、聖霊様と一緒に日本の社会の変革のために!