(アジア・アウトリーチ2023年3月祈祷課題)

今月は「インド」を覚えてお祈りください

インドは南アジアに位置し、インド亜大陸の大半を領してインド洋に面する連邦共和制国家である。首都はデリー(ニューデリー)、最大都市はムンバイである。西から時計回りにパキスタン、中華人民共和国、ネパール、ブータン、ミャンマー、バングラデシュと国境を接する。海を挟んでインド本土がスリランカやモルディブと、インド洋東部のアンダマン・ニコバル諸島がインドネシアやタイ南部、マレーシアに近接している。インド本土はインド洋のうち西のアラビア海と東のベンガル湾という2つの海湾に挟まれて、北東部をガンジス川が流れている。1947年にイギリスから独立。インダス文明に遡る古い歴史、世界第二位の人口を持つ。

インドの情報

  • 面積: 3,287,263km2(日本の約 9倍)  
  • 人口:1,393,409,033(2020 年時点、日本の約10倍)
  • 言語:456 
  • 識字率:71% 
  • クリスチャン人口:5.8%(福音派 2.2%) 
  • 最大の宗教:ヒンズー、74.3%
  • 民族グループ:2,493
  • 未伝率:43%

「あなたがたに言いますが、神は、すみやかに彼らのために正しいさばきをしてくださいます。しかし、人の子が来たとき、はたして地上に信仰が見られるでしょうか。」

ルカ18章8節

祈祷課題

カースト差別が取り除かれるように

カースト制度は依然として大きな問題だ。ダリット/バフジャン/指定カーストと指定部族は、人口の25%である。これらのカーストに属する人々は何千年もの間抑圧されており、ヒンドゥー教を理由にして差別的行動が正当化されている。国連やインド政府、また国際NGOはこの問題に対処するために動いている。また教会も、人権、教育、健康、雇用の確立を目指し、ダリットの救済のために働いている。教会にあるキリストの愛は、カースト,人種,言語,性別,経済的地位に関係なく,すべての人に及ぶことが可能である。すべてのカースト差別が取り除かれるための祈りが必要だ。

インドの政治と政府を覚えて

インドは世界最大の民主主義国である。それゆえ、政治的、経済的、また社会的に山積している課題はすべて政府に大きな負担となっている。現在の政府は、ヒンドゥー教(ヒンドゥー民族主義者)の土台で運営されている。これによって他の宗教への迫害が激化し、ダリットと部族グループの再ヒンドゥー化や再改宗が増加している。インドでのキリスト教宣教にも多くの障壁をもたらされている。民主主義を掲げる政府が特に人間の尊厳、権利、自由を維持し、それらが保護されるための祈りが必要だ。

教会リーダーたちを覚えて

教会で仕えている人々のための訓練は緊急な必要だ。インドの教会が健康に機能するために、牧師、教師、伝道者、宣教師たちが祈りをもって仕えている。多くの新しい信者は、大規模な集会、癒し、または奇跡を通じて信仰に入るものの、弟子となる機会がほとんどない。また大半の指導者と牧師たちは、十分な聖書的訓練を受けられないまま現場で仕えている。インドには現在100以上の学位レベルの神学校があり、聖書学校の数は1,000を超えている。現場で仕えている教会指導者たちが聖書の学びを十分に受けるためのお金と時間が与えられるように祈らなければならない。

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提供:アジア・アウトリーチ

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aojapan@zeus.eonet.ne.jp

Let’s join our hearts and prayers together to pray for India during the next month.