(アジア・アウトリーチからの祈祷課題です。)

今月は「韓国」を覚えてお祈りください

韓国は、朝鮮半島南部を実効統治する東アジアの共和制国家であり、戦後の冷戦で誕生した分断国家。海上では南と東に日本、西に中華人民共和国と各々国境を接する。5千万人の人口のうちおおよそ半数が、世界第5位の人口を有するソウル首都圏に居住する。

韓国の社会と文化は、現在の世代で急速に変化し続けている。経済成長は目覚ましいものとなっているが、世界的な成功は政治や産業の腐敗を露呈している。大きなギャップが貧富の格差を隔てるようになった。韓国社会は伝統的に保守的ではあるものの、近年では積極的な現代化による発展が進んでいる。これの反動によって、自殺率の増加、インターネット中毒、性産業の急速な拡大、美容整形手術の高い使用、メディアの影響による暴力に対する感受性の低下などの新たな深刻な社会問題が課題となっている。指導者のためには天からの知恵が与えられなければならない。また、社会的な弱者のためには正義が行われければならない。韓国はデジタル革命をリードしている。教会内においても、デジタル化が福音宣教や弟子訓練の両方に広まっている。これによって福音が社会の多くの霊的な必要に影響を与えることが期待できる。

韓国のその他の情報

  • 面積:99,067㎢ (日本の約26%)
  • 人口:51,741,963(日本の約42% 2020年時点) 
  • 宗教:
  • 無宗教                  30.98%
  • キリスト教           30.95%
  • 仏教              23.70%
  • 土着宗教              7.00%
  • その他          4.30%
  • 中国宗教               0.43%
  • イスラム・バハイー教      0.37%    

「私が呼んだその日に、あなたは私に答え、私のたましいに力を与えて強くされました。」詩編 138:3

祈祷課題

韓国の社会と文化を覚えて

 50年前からの経済発展はすさまじいが、いくつかの韓国ブランドの成功は工業や政治の腐敗を招いてしまった。指導者たちに知恵が必要であり、弱者たちのために正義が果たされなければならない。文化の道徳的な基盤が揺らいでいる。伝統期には保守的な文化であったが、近年の消費主義は自殺率の増加、ネット依存、ポルノ業界の成長や整形手術を求める者が非常に多くなってしまった。国民の多くは熱心な信仰を持ってはいないものの、韓国には多種多様な宗教や混合宗教が存在している。このような暗闇にキリストの福音の光が必要だ。

韓国の教会を覚えて

 1884年に一つ目のプロテスタント系の集会から始まって、今韓国には5万以上ものキリスト集会があるとされている。神は教会をリバイバルによって祝福し迫害の時代を通しても教会を守られた。現在の韓国の教会リーダーシップは十分に訓練されており、その宣教の使命とビジョンは世界の模範となっている。韓国には世界でも有数の規模の会衆があり、クリスチャンは社会のあらゆるレベルに影響を与えている。韓国の教会は、犠牲的で情熱的な祈りに身を捧げ、早朝と夕方の祈祷会が積極的に行われている。一方で教会の指導者に関わるスキャンダルは少なくない。若い世代の文化を理解しそれをうまく取り込まなければ、韓国のキリスト教会は急速に衰退してくかも知れない。韓国の教会がキリストによる新しい祝福を受けるための祈りが必要だ。

福音を必要としているグループを覚えて

30万人が韓国の伝統的なシャ-マニズムを信じており、ソウルから1時間内の距離には約300ものシャ-マニズムのお寺がある。シャ-マニズムや占いなどを信じている人々に福音を届けなければならない。イスラムの宣教によって35,000人~40,000人の韓国人イスラム教徒がいるとされている。このグループに対する宣教は少なく、ノウハウが必要だ。

この情報のPDFはダウンロードできる:

https://onfire.jp/downloads/pfn/2024-12-Korea-PFN.pdf

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