(アジア・アウトリーチからの祈祷課題です。)
中国は、東アジアに位置する主権国家である。同国は、13億5千万人以上の人口でインドについで世界で2番目に人口が多い国である。中国大陸において国民党を破った共産党により、1949年10月1日に北京市にて建国された。 22省級行政区、5自治区、北京市・天津市・上海市・重慶市の4直轄市、大部分が自治的な香港・マカオの2特別行政区を法域とする。
中国の経済・政治・宗教について
中国は、繁栄及び衰退の繰り返しだと考えられる過去200年間の大部分で世界最大かつ最も複雑な経済を有した。1978年における改革開放の導入以来、中国は世界で最も成長率が高い主要経済大国のうちの1つになった。2013年時点で、同国は名目GDP及び購買力平価のいずれにおいても世界第2位の経済大国であり、世界最大の輸出国及び輸入国である。中国は世界第2位の防衛予算で世界最大の常備軍を有する。中国はアジアの地域大国であり、多数の解説者により潜在的な超大国として特徴付けられてきた。
共産主義の下にあり、中国では宗教活動は禁止されている。特に、仏教、道教、イスラム教、プロテスタントそしてカトリックに対する監視の目が厳しい。
中国のその他の情報
- 面積:9,573,000㎢ (日本の約25倍)
- 人口:1,425,178,782(日本の約11.6倍 2020年時点)
- 宗教:
- 無宗教 44.36%
- 中国宗教 28.50%
- 仏教 12.50%
- キリスト教 7.92%
- 土着宗教 4.55%
- イスラム教 1.87%
- その他 0.30%
「光はやみの中に輝いている。やみはこれに打ち勝たなかった。」 ヨハネの福音書 1:5
祈祷課題
中国が霊的なことを受け入れるために門が開かれるように
中国社会には今日物質主義が蔓延している。富が急速に増加している一方で、社会には腐敗が広がっている。道徳的な腐敗とともに、一人っ子政策による社会的また経済的な悪影響が広がりつつある。これらのことは中国社会が霊的なことを受け入れるために開かれていくのに大きく影響するだろう。とくに中国の教会はこのことに向き合わなければならない。主のきよめの炎が燃え続け、教会が迫害の中にあっても社会に切り込んでいくための剣が鋭く保たれていなければならない。
世界の中で着実に立場を強くしている中国を覚えて
世界の舞台で中国が果たしている役割は急激に高まっている。2023年にインドに抜かれるまでは、中国は他のどの国よりも多くの人口を抱え、世界の経済と政治に大きな影響を与えている。中国は貿易を発展させるためだけでなく影響力を得るために、アフリカやアジアやラテンアメリカにて数十億ドルを投資している。しかし政治的に中国は抑圧的で腐敗したままである。そのため人権状況は乏しいままで、国民に対しては厳しい法律や罰則が課されている。習近平国家主席を取り巻いている個人崇拝的な雰囲気は高まりつつあり、中国の外交政策は好戦的である。少数民族や反体制派に対する弾圧は加速するままである。中国政府の中で、また中国政府を通じて神が力強い働きをしてくださるよう祈りが必要である。
中国社会の変化を覚えて
今日中国では史上最大の人的移動が起こっている。何億人もの農村住民が数十年にも満たない期間の中で中国の都市部に移住している。何百万人もの人々が家業としての農業を捨てている。都市部への移住によって、基本的な社会サービスや教育の機会が失われており、失業を生み出している。適切な住居を持たない住人も増えており社会問題となっている。これらの問題は2020年に中国での新型コロナウィルスによる都市のロックダウンと経済的影響によって悪化した。都市のクリスチャンが何百万人もの絶望的な人々に思いやりを持って手を差し伸べられるよう祈りが必要である。
この情報のPDFはダウンロードできる:
https://onfire.jp/downloads/pfn/2025-2-China-PFN.pdf
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