(アジア・アウトリーチ 2024年1月祈祷課題)

今月は「日本」のためにお祈りください

日本は、東アジアに位置し、日本列島および南西諸島・伊豆諸島・小笠原諸島などからなる民主制国家。首都は東京都。 気候は四季の変化に富み、国土の多くは山地で、人口は沿岸の平野部に集中している。国内には行政区分として47の都道府県があり、大和民族・琉球民族・アイヌ民族・外国人系の人々などが居住し、事実上の公用語として日本語が使用される。 内政においては、明治維新後の1889年に大日本帝国憲法を制定し立憲国家となった。その後、第二次世界大戦後の1947年には国民主権、基本的人権の尊重、平和主義を謳う現在の日本国憲法を施行。先進国の一つとして数えられており、OECD、G7、G8およびG20の参加国である。外交においては、1956年から国際連合に加盟しており、国連中心主義を採っている。

日本の経済・政治・宗教について

 日本は、決して多くの自然資源や原油を持っているわけではないが、それでも世界有数の輸出国である。1989年にバブルがはじけ、その後2008年から2009年のリーマンショックを受けて、日本経済は大きな打撃を受けた。国債はGDPの200%にも達しようとしているものの、国民一人ひとりの貯蓄量が大きなことから、生活は安定している。出生率の低下と国民の高齢化が日本の将来に影を落としている。

 日本には信教の自由があり、国民の70%以上はどの宗教をも持たないという。ところが実際的には、仏教的な考え方に沿って、先祖崇拝が盛んであり、文化には神道の影響が強い。また、仏教や神道から派生している多くの宗教や新興宗教に加わっている人も多い。

日本のその他の情報

  • 面積:377,974.17km2
  • 人口:1億 2431万人
  • 宗教:
    仏教                     69.59%
    その他             23.70%
    無宗教               5.00%
    キリスト教           1.80%
    イスラム教           0.15%
    バハイー教           0.02%

「イエスはまた彼らに語って言われた。『わたしは、世の光です。わたしに従う者は、決してやみの中を歩むことがなく、いのちの光をもつのです。』」

ヨハネ8章12節

祈祷課題

世界宣教する日本の教会を覚えて

世界の34か国において、300人もの日本人が宣教のために神様に仕えている。彼らを送り出している教会は規模が小さいことが多い。宣教に対するビジョンや異文化における宣教師の戦いについての理解が不十分であることも少なくない。海外宣教を続ける日本の教会を主が豊かに祝福してくださるように。

日本への宣教を覚えて

 日本におけるクリスチャン人口は非常に低いものの、海外からの宣教に対してオープンな国である。日本で働く海外からの宣教師たちは、霊的なむずかしさや、社会的・文化的な壁を多く経験する。これらに加えて、ことばの壁、そして経済的な課題がつきもので、宣教師が日本で効果的に宣教するには長い時間をかけて環境に適応しなければならない。日本で働く宣教師の上に主の守りと導きがあるように。

高齢化が急速に進んでいる日本を覚えて

 日本では出生率の低さと高い平均寿命によって高齢化が急速に進んでいる。これは社会的な課題や経済的な問題を多数生み出す原因となっている。2055年には日本人の半数が退職し、年金を受給すると推計されている。これまでこのような事態に直面した国は他にない。より多くのクリスチャンの老人ホームやホスピスが必要とされている。さらに、より多くの介護従事者が必要であるために、このピンチは他の国のキリスト信者が日本で働きながら宣教ができる良い機会でもあるといえる。日本の将来のために神が備えておられるよきご計画が成し遂げられるように。

この情報のPDFはダウンロードできる:

https://onfirejapan.com/onfire/downloads/2024-1-Japan-PFN.pdf

提供:アジア・アウトリーチ

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