基礎#4:しっかりと立つこと

「行きなさい。もう罪を犯してなりません。」ヨハネの福音書 8:11

わかりました、イエス様。やってみますが、意思が弱いから約束はできません…。

以前は「自由」についてよく理解できていませんでした。今までは、白黒はっきりとしたルールを設けたかと思えば、突然失敗してしまうのでした。当時は、2度と同じ失敗をしないとは約束できませんでした。もし人生が辛くなったら?気落ちしてしまっていたら?イエスが見えなくて誘惑が襲ってきたら?その時はどうなるの?

このように、キリストは私たちを自由の身にしてくださいました。ですから、この自由をしっかりと握っていなさい。もう二度と、律法にがんじがらめになった奴隷とならないよう、細心の注意をはらいなさい。ガラテヤ人への手紙 5:1

「自由」とは、願望や孤独、社会的な圧力、子供が産めなくなる年齢が近づいているという恐れに立ち向かう方法を学ぶ事です。
「自由」とは、私が弱っている時を狙って敵が忍び寄ろうとしている時に、されるがまま身を委ねたり、誘惑や嘘を受け入れる必要はないと気づく事です。
「自由」とは、誘惑と試練が成長の機会となり、神こそが自分の必要を満たす全てであられること、全てを任せる事ができる忠実なお方だということを、もっともっと体験し知ることを意味します。

以前は自由についての曲を歌いたくありませんでした。「まだ葛藤してるし自由の身ではない」と思っていたからです。でもこれは、確かに「自由」なのです。

この方は、地上のどの王よりもはるかに偉大で、私たちに変わらぬ愛を注ぎ、罪から解放するために、自分の血を流してくださいました。 またこの方は、私たちを神の国の民として集め、父なる神に仕える祭司としてくださいました。イエス・キリストが永遠にほめたたえられますように。そのご支配が永遠に続きますように。アーメン。ヨハネの黙示録 1:5-6


聖書は誘惑について何と語っているでしょうか?

  • 悪魔は、私たちが誘惑に弱い瞬間を今か今かと、うろつき回って待っている。ルカの福音書4:13、ペテロの手紙Ⅰ5:8
  • 罪は私たちを食い尽くそうとするが、私たちはその力に打ち勝つ事ができる!あなたを滅ぼそうと、罪が待ちかまえている。だが、あなたはその力を抑えることができるはずだ。創世記 4:7
  • 誘惑を受ける事自体は、罪でも恥ずべき事でもない。イエスも誘惑にあわれたのだから!ルカの福音書4:1-13
  • イエスが誘惑の時、助けてくださる。
    • 自ら試練と非常な苦しみを体験された主イエスだからこそ、試練にあえいでいる私たちを助けることがおできになるのです。へブル人への手紙 2:18
    • あなたがたをつまずきから守り、罪のない完全な者とし、大きな喜びをもって栄光に輝く神の前に立てるようにしてくださる方に、すべての栄光がありますように。ユダの手紙 1:24
  • 私たちは誘惑に打ち勝つ事ができます!私たちの内なる神の方がもっと力強い存在だからです!
    • 愛する子どもたち。あなたがたは神の側につく者として、キリストに敵対する者と戦い、すでに勝利を収めてきました。それは、あなたがたのうちに、この世にいるどんな悪い教師よりも、はるかに強い方がおられたからです。ヨハネの手紙Ⅰ 4:4
    • 故意に悪に走ることからも引き止め、守ってください。そうすれば、私は過ちを犯さず、大きな罪からも逃れることができます。詩篇 19:13
    • 兄弟たちは、小羊の血と自らの証言によって打ち勝った。いのちを惜しまず、小羊のために投げ出したのである。ヨハネの黙示録 12:11
  • 主は忠実なお方ですから、脱出の道も用意してくださいます。
    • ですから、よく注意しなさい。「私は、そんなことは絶対にしないから大丈夫」などと思っている人がいれば、そういう人こそ注意しなければなりません。同じ罪を犯すかもしれないからです。 このことを覚えていてください。あなたがたの生活の中に入り込む誘惑は、別に新しいものでも、特別なものでもないということです。ほかにも多くの人たちが、あなたがたよりも先に、同じ問題にぶつかってきたのです。どんな誘惑にも抵抗するすべはあります。神様は決して、とてもたち打ちできないような誘惑や試練に会わせたりはなさいません。神様がそう約束されたのであり、その約束は必ず実行されるからです。神様は、あなたがたが誘惑や試練に忍耐強く立ち向かえるように、それから逃れる方法を教えてくださいます。コリント人への手紙Ⅰ 10:12-13
    • しかし、主は真実な方ですから、あなたがたに力を与え、悪魔のどんな攻撃からも守ってくださいます。テサロニケ人への手紙Ⅱ 3:3
    • 神の家族の一員とされている人は、罪を犯す習慣はありません。神の御子にしっかりと支えられているので、悪魔は手出しできないのです。 私たちは神の子どもですが、回りの世界は悪魔の支配下にあることを知っています。 また、神の御子が来て、私たちに真の神を知る力を与えてくださったことも知っています。ですから私たちは、神の御子イエス・キリストによって、真実な方のうちにいるのです。この方こそ、真実の神であり、永遠のいのちです。ヨハネの手紙Ⅰ 5:18-20

誘惑と闘うためのヒント(誘惑に対する免疫力を上げるための実用的な方法)

ちなみに、性的欲求そのものを誘惑とは考えていません。個人的には、性欲を感じている時にどんな選択をするかについて、誘惑がきます。情欲を選ぶか、または神への信頼を貫き通して神を選ぶかのどちらかです。

  • 「何を見るのか」に注意を払いましょう。セックスシーンからは離れていましょう。ポルノであれ、あなた自身の記憶であれ、いつもの2020年のテレビ番組であってもです。(私が思うに最近そういったシーンや要素が含まれていない、安心できる番組は、料理番組かリノベーション番組くらいです!)
    • 疲れ切っている時は、したくないこと(自慰行為や元恋人に連絡をとるなど)をしてしまったり、(性的願望や愛情への欲求などの)願望をそういった物を見る行為は、火に油を注ぐような物です。(興奮状態にある馬を調教するのが難しいように、さらに性的欲求を抑えるのが困難になります。)私は禁欲生活を初めてもうかれこれ10年になりますが、セックスシーンを見てしまうと、まるで昨日のことのように体が覚えている事に気づくのです。
    • 何を見るのかを慎重に選びましょう。もしインスタグラムを流し見したり、ラブラブの投稿をみたり、恋愛コメディー見過ぎたり、自分が満足することをし続けるのは建設的ではありません。
  • 独身で、しっかりと考えられなくなるほど疲れているなら、帰って寝ましょう!
    • 頭の隅に追いやるのに効果的でないものを見てしまう可能性が高くなります。ヨセフの例に習って(創世記39章)、いつ逃げるべきなのかを学びましょう。
  • もし今誰かと付き合っている、もしくは婚約中なら、そして結婚するまで肉体関係を持たないと決めたならば、その約束を守るための良い環境を整えましょう
    • 自分の「シンデレラ・タイム」を把握しておきましょう。正い判断ができなくなる夜の時間が来るずっと前にさよならしましょう。
    • 長い間、特に夜間、アパートで二人きりになるのは、微妙です!フレンチキスー難しい!性的な関心の目でお互いの体について話すのも、際どいですね!どうして婚前交渉をしないのか、結婚外の関係を持たない理由を確認しましょう。
    • セックスのための最適な環境とは、心が神のうちに安定しており、愛情に満ち、互いに真剣で、安全な関係の中です。その男の人が、あなたの心を大事にし、あなたの価値を理解していて、自分よりもあなたを敬う関係の中です。
    • これは信頼関係を築く前に得る事ができません。それは、翌日も翌月も、決してあなたから離れないという約束の前には成立しないのです。
    • 婚約は結婚の確約ではありません。というのも、私自身のように、婚約期間中に別れる事になったカップルは少なくないからです。「結婚前に一線を超えてしまうという事は、想像していたものとは全く違いました。私たちをより親密にしてくれると期待しましたが、実際には仲が引き裂かれる要因を作り出してしまったのです。」
  • 悲しい時、過去の古いドアを開いてはいけません。神様がそんな時に開けてくださる神様の心に繋がるドアを進んでください。
  • あなたは決して独りではありません。悪魔の嘘を信じてはいけません。
  • 「理解できない時も、神様を選びます。どうしてなのか分からない時、主を愛して信頼することを選びます。」1
  • 不安になる時には、全てを投げ捨て、あるがままイエスの御前に出ましょう。心が安定するまで主の前から去ってはいけません。職場で、一人っきりになって主との交わりを持てる環境にいない時も、イエスは来てくださいます。職場でも、心の底の秘めた場所にイエスに触れてもらいましょう!心が不安な時は他のものに頼らず、ただひたすら心をしっかり受けとめてくださるお方を慕い求めましょう。
  • 小さな声に耳を傾けましょう。主はいつも、主を選ぶ自由意志をくださり、脱出の道もちゃんと用意してくださっています。
  • 真理に基づき、御言葉に固く立ちましょう。聖書は、私たちが助けを求めて走り寄ることのできる真理の宝箱です。御言葉は、悪魔が嘘で襲いかかってきても跳ね除ける力のある「盾」です。イエスが誘惑にあわれた時どうされたでしょうか。真理である神のことばのみによって、誘惑と悪魔の嘘に立ち向かわれました。

私は、誘惑と闘う際の最も効果的な方法を見つけました。それは主が良いお方だということに心を向けるのです。偽りの父である悪魔が、主のご性質と主のタイミングに対して疑いを起こさせようとする時には、「真実」に助けを求めて頼るのです!
誘惑から逃げましょう。悪魔に抵抗しましょう。神様に頼りましょう。私たちの避け所である主に頼りましょう。神様、あなたが私の人生で今何をしておられるのか、どこにおられるのか分からないことがあっても、それでも主を信頼することを選びます!

最大の敵である悪魔の攻撃に備えて、警戒しなさい。悪魔は、飢えてほえたけるライオンのように、引き裂くべき獲物を求めてうろつき回っているのです。信仰に堅く立って、悪魔の攻撃に立ち向かいなさい。ご存じのように、あらゆる地域のクリスチャンたちが、同じ苦しみを通っているのです。キリストにあって、あふれるほど恵みを注いでくださる神は、しばらくの苦しみのあとで、あなたがたに永遠の栄光を与えてくださいます。神ご自身があなたがたを力づけ、しっかり立たせ、強めてくださいます。どうか、神のご支配が永遠にありますように。アーメン。ペテロの手紙Ⅰ 5:8~11

敵がしかけた罠から、抜け出させてください。あなただけが、そうする力をお持ちなのです。詩篇 31:4

誘惑に直面した時にも、強く立つことは可能です。
揺るがされることなく強く立つことができます。
強く立つとは強い神様のところに逃げそこで神を待つことです。


1 Chorus from “I Breathe You In, God” – Katie Torwalt